広報文化

 

東ティモール訪日団の帰国報告

平成22年7月20日

 

 16日、13名の東ティモールの青少年と2名の引率者がJENESYS訪日プログラムを終えて、東ティモールに帰国しました。15名の訪日団は、空港から直接大使館を訪問し、日本を訪問した感想を語ってくれました。今回の訪日団は、5月に訪日したグループよりも少し年齢層が高い20歳前後の高校生、大学生です。7月5日に当地を出発し、東京の他、長野県白馬村、伊那市高遠町を訪問しました。途中体調を崩した子供もいたようですが、皆元気に帰国し、嬉しそうに日本での経験について話してくれました。

 

 参加者の感想に共通していたのは、日本は規律がしっかりしていて、時間に正確で、どこに行っても清潔だということです。また、日本の高校生や民宿のおじさん、おばさんがとても親切だったという感想が目立ちました。東ティモールの子供たちは、今回日本を訪問して学んだこのような日本の良さを東ティモールの国造りに活かしていきたいと語っていました。

 

 やはり同世代の交流は思い出に残るものだったようで、白馬村の高校生とのトレッキングや雪体験、それぞれの国の料理を自分たちで調理して開催したお別れパーティーの話、高遠中学校での太鼓体験や給食、東ティモールの伝統舞踊を日本で披露して、日本の子供たちと一緒に踊ったことなどを楽しそうに語ってくれました。

 

 今回の訪日はわずか10日間のプログラムでしたが、参加者はまた将来日本に行きたいと語っていました。このプログラムをきっかけに、東ティモールの子供たちが日本に親しみを持ち、これからも日本との架け橋になっていってくれることを願っています。

 

 日本でお世話になった、先生方、学校関係者、町や村の皆様、交流に参加してくれた生徒さんたち、民宿や訪問先でお世話になった多くの皆様に深く御礼申し上げます。

 

(了)

 

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