21世紀東アジア青少年大交流計画(JENESYS)・
ASEAN10+東ティモール混成プログラム壮行会の開催
平成22年5月24日
1.5月24日、22名の東ティモールの青少年(男子9名、女子11名、引率者2名)がJENESYS・ASEAN10+東ティモール混成プログラム参加のため、日本に向けて首都ディリを出発しました。今回の東ティモールからの参加者は、13歳~20歳までの青少年で、どの子も初めての日本、初めての海外に期待を膨らませて出発しました。
2.これに先立ち、前日の23日、ホテル・ティモールにて本プログラム参加者の壮行会を開催しました。22名の参加者1人1人から英語での自己紹介、北原大使、カンシオ教育大臣それぞれからの激励スピーチの他、ハクUNMIT事務総長特別代表、マネテル青年・スポーツ担当国務長官、久木田ユニセフ東ティモール事務所所長、各国外交団(韓国大使、マレーシア大使、中国大使館とインドネシア大使館員)及び参加者の父兄等が多数参加し、温かな雰囲気のセレモニーとなりました。カンシオ教育大臣は、今回のプログラムへの東ティモールへの参加は、2012年にASEAN加盟を目指す当国の若者にとってASEAN各国の青少年との交流を通じてASEAN加盟の準備を進める貴重な機会であり、このような機会を与えてくれた日本政府に感謝するとの言葉がありました。
3.JENESYSプログラムへの東ティモールからの参加は、2009年3月のグスマン首相訪日の際に、麻生総理(当時)との会談の場での合意を受けて決定したものであり、昨年4月のプログラムへの参加に続き、今回が2度目の参加となります。5月25日~6月3日の日本滞在中、ASEAN10カ国からの参加者と共に、東京の他、10のグループに分かれて全国各地(北海道、宮城、茨城、新潟、愛知、大阪、兵庫、広島、福岡、沖縄)を訪問し、各地で日本の高校生との交流、ホームステイ等に参加します。
4.今回の参加者の帰国後に彼らの日本を訪問した感想と、一行が撮った日本での写真をまたご紹介する予定です。今回プログラムに参加する若者達が訪日の経験を通じて、将来、東ティモールの国づくりのリーダーとして、また、我が国と東ティモールの貴重な架け橋として、今後活躍していくことを願っています。
注:21世紀東アジア青少年大交流計画(JENESYS)とは
地域共有の将来ビジョンを作り、ひいては我が国の外交目標の一つである「アジアの強固な連帯」にしっかりとした土台を与え、かつ、アジアにおける良好な対日感情の形成を促進するという観点から、2007年1月にフィリピンのセブ島で開催された第2回東アジア首脳会議(EAS)において、安倍総理(当時)より、EAS参加国(ASEAN、中国、韓国、インド、豪州、ニュージーランド)を中心に、向こう5年間、毎年6000人程度の青少年を日本に招く交流計画を実施する旨表明しました。これに基づき、政府は「21世紀東アジア青少年大交流計画(英文名:JENESYS Programme)を立ち上げ、各国及び関係機関との協力の下、招聘や派遣等、様々な交流事業を実施してきています。
(参加者全員と政府関係者、国連関係者、外交団との記念撮影)
(了)
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