PKOの現場から

 


「未来のために」

 

東ティモールではインフラの整備が急ピッチで進む一方で、
学校教育にも力を入れています。

この国では、子どもといえども貴重な労働力のようで
朝から水汲みなどの作業を手伝う風景を目にします。

また、山間部の村落においては学校まで
かなりの距離を歩かなくてはならず

これが出席率の低下にもつながっているようです。

 


突然現れた迷彩服のオジサンたちに興味津々!?

 

このため、学校給食を支給して出席率の向上を
図るとともに、児童の健康を維持増進する

プロジェクトも行われています。



先生、授業の邪魔をしてゴメンなさい

 

また、日本では東ティモール国軍(F-FDTL)から選抜された
4名の留学生が、防衛大学校で勉強に励んでいます。

留学に先立ち、在東ティモール大使館関係者の協力を得て

語学の壁を乗り越えるための教育訓練も行われています。



F-FDTL基地内における日本語教室

 

留学候補者のモチベーションは非常に高く

毎日2時間の日本語教室の成果には、目を見張るものがあります。



日本語もほぼ完璧!!

 

東ティモールは来年、選挙と国連ミッションの撤収の年を迎えます。
そして、未来を見据えた施策も着実に実行しています。

10年後、20年後の東ティモールは、一体
どのような発展を遂げているのでしょうか?

 

その答えは、現在、教育に参加している世代が握っているのかも知れません。

 



子どもたちの明るい未来を祈って

 

 

マリアナUNMIT軍事連絡要員

関根3佐

 

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