PKOの現場から
   
  
「ぼぼなろウォーカー」
特集 マリアナの歩き方
   
   
  東ティモール産のコーヒーは、その質の高さからフェアトレードの代名詞として
    最近日本でも見かけるようになりました。
   
  しかしながら、東ティモールの知名度はまだまだ高いとは
    言い難いのが現状のようです。
   
  そこで今回は、私が勤務するボボナロ県マリアナ市についてご案内し
    少しでも東ティモールの知名度アップに貢献したいと思います。
   
  名付けて「ぼぼなろウォ○カー」作戦!
   
  え?どこかで聞いたようなタイトルだって?
  まあ、小さいことは気にせずにいきましょう。
  
    
    上空からマリアナ市を望む 
 
  マリアナ市は、かつて日本が手がけた灌がい施設の恩恵を受け
    東ティモールでも有数の稲作地帯となっています。
   
  平野部では米の他、トウモロコシやサツマイモ、豆類や
    インゲン、ホウレンソウなどが栽培されています。
   
  また、ココナッツやバナナ・マンゴーなどの果物類などは、そこかしこに
  見かけることができ、いかにも『南国』という感じがします。
  
    

    あっという間にヤシの木に登る地元住民から格安で分けていただいたココナッツ 
 
  一方、山間部ではサツマイモやサトイモ、山芋に似た「キャッサバ」と呼ばれる
    根菜類などが主に栽培されています。
   
  市の中心部では物資の入手も比較的容易なのですが、輸送手段の
  限られる山間部では、雨季の到来と共に深刻な食糧不足も懸念されています。
  
    

    市内マーケットの様子
 
  我々、軍事連絡要員は、そんな地方にも赴いてインタビューを行います。
  
    
    悪路に行く手を遮られ、身動きの取れなくなった国連車両(この後、無事に救出) 
 
  そんな東ティモールの地では、国民の大多数がカトリックを信仰しており
  クリスマスには限られた材料を工夫しながら、思い思いの方法でお祝いをします。
  
    

    キリスト生誕をイメージした馬小屋と人々の思いを込めたクリスマスライト 
 
  東ティモールは、21世紀最初の独立国としてその第一歩を踏み出したばかり
    解決すべき様々な課題と、多くの希望が満ち溢れる国、それが東ティモール。
    国連が撤退するその時こそ、この国の真の第一歩かも知れません。
   
  
      日本と東ティモールの地を繋ぐ架け橋となることを願って 
   
 
  マリアナUNMIT軍事連絡要員
  関根3佐
    
      
        
          
            
              
                
                  
                    
                       
                    
                  
                                  
                                
                              
                            
                          
                        
                      
                    
                  
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