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在東ティモール日本国大使館
Embassy of Japan in Timor-Leste

 

 

 

 

ＰＫＯの現場から

「この道我が旅」

昨年の９月２８日に東ティモールに入国し、間もなく６ヶ月を迎えます。
荷物も段々増えてしまい、住み始めは広く感じた部屋も今では足の踏み場がなくなってしまいました。

 

東京都港区白金台周辺に住む人たちを『シロガネーゼ』と呼ぶらしいのですが、
今の私には『カタヅケラレネーゼ』という言葉がピッタリかもしれません。

カタヅケラレネーゼ（マリアナ市の宿舎にて）

まあ、いつもこんな状態というわけではなく、
たまたま帰国に備えて荷物整理をしている状態を撮影しただけです。

我々の任期は間もなく終了し、今月末には新たに派遣される
二次要員にその任務を引き継ぐ予定になっています。
そこで今回は、東ティモールで過ごした６ヶ月を
振り返ってみようと思います。

今回派遣された２名の陸上自衛官は、国連の軍事連絡要員として

聞き取り調査の風景

訛りの混じった『国連英語』や文化風習の違い、
マラリヤ・デング熱を媒介する蚊に悩まされつつ
任務を遂行してきましたが、幸いにも体調を崩すことなく

仕事に専念することができました。

道中にて昼食

これはやはり同僚の軍事連絡要員、国連スタッフ、日本にいる家族や上司・友人、関係省庁の担当者、
そして何よりも北原大使をはじめとする大使館の方々のおかげだと思っています。
本当に感謝しています。

チームメイトとともに、道なき道を今日も行く！

その前に‥少し休憩です。

もちろん全く苦労がなかったというわけではありません。
日本人は自分ひとり、娯楽施設もない状態で、

ストレスが溜まっていったのも事実です。

ストレスの原因その１『レポート作成』

海外生活を乗り切るためには、ストレス管理が

非常に重要だということを実感できました。

ストレス発散の手段その１『洗車』

キレイさっぱり洗い流しましょう♪

ストレス発散の手段その２『料理』

時間も潰せて一石二鳥です。

東ティモールでの任期も残り僅かとなり、寂しさを
感じてくるようになりました。
国連の撤収後は、この国の人々が知恵と力を出し合って
立派な国を創りあげていくことでしょう。
私は、その土台作りに少しでも役にたったのでしょうか？

その答えは、１０年後、２０年後にわかるのかも知れません。

いつの日か、もう一度この国を訪れ、そして自分自身の目で

確かめてみたいと思います。

では、今日も一日頑張ります！

マリアナＵＮＭＩＴ軍事連絡要員

関根３佐