対東ティモール支援

 

 

JICA青年研修平和構築(戦後復興と平和構築)への東ティモールからの参加

北原大使の出発前オリエンテーションへの出席について

 

 8月27日、JICAが実施する研修事業の一つである青年研修(注1)に参加する24名の研修生を対象とした出発前オリエンテーションが、ディリ市内のホテルで開催されました。研修のテーマは「戦後復興と平和構築」となっており、9月2日~17日までの間沖縄で開催される予定です。今回の研修にあたっては、警察官を始めとする政府関係者の他、NGO、大学研究者、青年グループ指導者等、様々な分野の代表が研修生として選抜されました。

 

 オリエンテーションの開会にあたっては、北原大使より東ティモールとも共通する沖縄の豊かな自然や人々の他、太平洋戦争当時の苦難からの復興、また、今も沖縄が抱えている米軍基地問題等を紹介するとともに、今回の研修参加の成果を将来の東ティモールの発展に役立てて欲しいという期待が述べられました。また、JICA東ティモール事務所榎本所長、本件研修の実施にかかわる沖縄平和協力センター上杉副理事長(広島大学准教授)の挨拶に引き続き、研修生代表から本件研修への抱負が語られ、他の参加者からも本件研修への強い期待が数多く述べられました。

 

 東ティモールは8月30日、1999年に独立を決めた国民投票から10年の節目を迎えます。長く続いた混乱と紛争から本格的な開発の段階にさしかかろうとしている東ティモールにおいて、これらの研修生が、約60年前に沖縄が経験した苦難と復興への道のりに触れることにより、当国に平和と繁栄をもたらすための多くの示唆と日本への共感、そして母国の国づくりに取り組む新たな決意を得る機会になるよう願っています。

 

 「メンソーレ、オキナワ!」

 

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研修生全員との記念撮影

研修生一人一人を激励する北原大使

 

注1青年研修とは:発展途上国の人材育成を促進する目的で実施されている研修で、将来の国づくりを担う若手人材を日本に招き専門分野における経験・技術の理解に向けた研修を行うものです。

 

 

 

(了)

 

 

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