(日本NGO連携無償資金協力)エルメラ県にて母子専用病用竣工式を実施

令和3年12月17日
石碑にサインをする杵渕大使
建設された母子専用病棟
エルメラ県の伝統的な歓迎を受ける大使ら
 2021年12月17日、日本NGO連携無償資金協力事業「エルメラ県における母子保健リプロダクティブヘルス向上事業」によって建設された母子専用病棟の竣工式がエルメラ県ハトリア郡ファトロボ村ギサルドゥにて行われました。竣工式は杵渕大使、当地保健省アマラル局長、サルシーニャ・エルメラ県知事他約80名が参加し行われました。
 東ティモールの地方農村部では妊産婦死亡率が高く、その中でもエルメラ県は妊産婦死亡率が最も高い状況にあります。これに対し、我が国は特定非営利活動法人「地球のステージ」とともに、母子の健康改善のため妊産婦検診や乳幼児予防接種の受診率の向上を目指した事業を行っています。今回竣工された母子専用病棟は、母子手帳を活用した保健サービス、妊産婦検診及び乳幼児検診が提供される場となるため、母子保健環境を整える基盤として母子保健課題改善の第一歩となることが期待されています。
スピーチを行う杵渕大使
 杵渕大使は、「健康な母親と健康な子どもたちは社会の発展の鍵となります。東ティモールの友として、日本は今後もエルメラ県の皆さまと次の世代のために支援を続けていく所存です。東ティモールの明るい未来のために共に歩みましょう。」と述べ、母子専用病棟の竣工を祝しました。