円借款「国道1号線整備事業」竣工式の実施

令和4年8月26日
集合写真
アマラル経済担当調整大臣と杵渕大使
テープカットの様子
国道1号線外観
 2022年8月26日、「国道1号線整備計画」事業によって整備された道路の竣工式が行われました。2012年にE/N署名された同事業は、首都ディリと第2の都市バウカウをつなぐ上で、排水設備や斜面保護壁を備えた安全で円滑な通行が可能な道路を整備し、東ティモール北部を中心とする物流網の改善を目的としたものです。国道1号線が整備されたことにより、ディリからバウカウまでの移動時間が5時間から2時間半程度まで短縮されました。また、東ティモールにとって初めての借款による資金調達となった本件プロジェクトは、東ティモールのインフラプロジェクトの資金調達の選択肢を広げる糸口にもなりました。
 式典にて杵渕大使は、「日本と東ティモールの外交関係開設20周年を記念する年に同事業の完了を祝す式典ができ、大変喜ばしい限りである。20年の協力と友好関係を基に、20年後、50年後、さらにその先もこの関係をますます強固なものとしていきたい。」と述べました。