草の根・人間の安全保障無償資金協力
「コバリマ県フォホレム準県における上水道敷設計画」竣工式について
1.9月21日(水)、東ティモールの南西部に位置するコバリマ県において草の根・人間の安全保障無償資金協力「コバリマ県フォホレム準県における上水道敷設計画」の竣工式が行われました。北原巖男駐東ティモール大使夫妻はじめ、カルロス・カルバッチョ準県知事、フェリスベリオ・サントス県水道局所員、地元警察、地域住民の多くの皆さんが参加し、盛大な式典となりました。日本政府は、被供与団体ハブラス・リアン・コムニーダーデ財団を通じて、この事業に対し供与限度額約840万円を供与しました。
2.コバリマ県ホフォレム準県は、県都スアイからさらに舗装されていない道路を車で2時間半行った、インドネシアとの国境に近い山岳地域にあります。コーヒー及びキャンドルナッツが豊富に取れ、地域住民のほとんどは農業生産に従事し生計を立てています。しかしながら、道路が整備されていないことから、当国の中でも開発が遅れ、住民の生命の存続に欠かせない安全な水の確保は当地域の住民にとって、最優先課題でした。
3.こうした背景から、当地域のような僻地で、本案件の水供給システム敷設事業を実施したことは、非常に意義深いものです。 当館は今後も東ティモール政府と連携して住民のニーズに積極的に応えていきたいと思っています。
(了)
取水口付近の貯水タンク 式典では北原大使が蛇口をひねりました 蛇口からきれいな水が出ました
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