対東ティモール支援

 

日本NGO連携無償資金協力

「東ティモール自動車整備士養成事業(第1期)」に関する贈与契約署名式について

 

 

1.2月10日(木)(現地時間同日)北原巖男駐東ティモール日本国大使と特定非営利活動法人 日本地雷処理・復興支援センター(JDRAC)平尾次郎副理事との間で,日本NGO連携無償資金協力「東ティモール自動車養成事業(第1期)」の署名式が,ディリ市内のディリ工科大学(DIT)で執り行われました。同団体には,日本政府から452,774USドルが供与されます。

 

2.JDRACは2004年より当国での活動を開始し,日本NGO連携無償資金協力により「組立式建物による公共施設建設計画」及び「不発弾処理教育支援事業」を実施してきました。今回は新たに,ディリ工科大学と提携し,自動車整備士養成及び一般市民を対象とした交通安全キャンペーンの実施事業を行います。

 

3.独立後10年を経過した当国では,近年,国の発展と共に車両の数が急激に増加しており,それに伴い,車両整備のニーズも高くなっています。しかしながら,当国では自動車整備士の資格制度がまだなく,東ティモール人の整備士技術は未熟な状況です。そのため,多くの故障車両が修理出来ず廃棄処分になったり,また整備不良車が事故の原因になったりしています。

 

4.当事業ではJDRACとDITが提携し,日本の初級自動車整備士養成課程に基づいた7カ月の自動車整備士コースを実施します。これにより,整備士研修生が体系的に専門技術を習得できるようになり,これまで廃棄処分となっていた故障車両が修理できるようになることが期待されます。また,当国の若者が職業技能訓練を受けることで,雇用拡大の一助になることが期待されます。更に,一般市民に対する安全キャンペーンを実施することにより,定期点検の重要性や安全運転に対する一般市民の意識向上も期待されます。

 

5.教育・人材育成は東ティモール支援の重点分野の1つです。当館は今後も同分野に対して支援を続けていきます。

 

(了)

 

写真1. 署名式にあたり、スピーチする北原大使

写真2. 契約署名を取り交わす平尾・JDRAC副理事長と北原大使。サルダーニャ・DIT学長が立ち会いました。

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