対東ティモール支援

 

 

草の根・人間の安全保障無償資金協力

「リキサ県・リキサ準県・3準村水供給システム建設計画」

に関する竣工式について

平成21年3月31日

 

1. 3月31日(火)(現地時間同日)、リキサ県において、40,424USドルの草の根・人間の安全保障無償資金協力「リキサ県・リキサ準県・3準村水供給システム建設計画」の竣工式が催され、我が方から北原巖男駐東ティモール日本大使が、先方からは、サントス・リキサ県副知事、バレット・リキサ県保健局長、デ・ジェジュースAPLIMENTEC財団(現地NGO)代表、リキサ準県ハトゥケシ村長等が出席しました。

 

2. 本計画では、リキサ県リキサ準県ハトゥケシ村の3準村に対し、水供給システムの建設及び維持管理能力強化を目的とした住民へのトレーニングが行われました。ハトゥケシ村は、幹線道路から約1時間かけて分け入る山中に位置します。村に到着するまでには、水の枯れた川底や急こう配の荒れた山道を長時間登り続けなければならず、非常に不便な地域にあります。村の住民は遠方の川から水汲みにより生活用水を得なければならず、重い負担となっていました。加えて、川から得た不衛生な水の使用で感染症も広がっていました。新しい水供給システムの構築により、清潔な生活用水が安定供給され、生活環境の改善及び感染症の予防が、3準村の住人約1,300人に裨益することが期待されます。

 

3. 東ティモールでは、村落部で衛生的な水にアクセスできるのは、人口のわずか13%に留まっています。浄水設備の構築等、インフラ整備は日本の当国支援に対する重点分野の1つに挙げられており、当国のさらなる国づくりに向け、当館は今後も支援を続けていきます。

 

 

 

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①ハトゥケシ村の視察の様子(前列左より:サントス・リキサ県副知事、北原大使、デ・ジェジュースAPLIMENTEC財団代表)

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②水供給システムのテープカットを行う北原大使及びハトゥケシ村長

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③ハトゥケシ村長により開栓された水供給システム
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④北原大使とAPLIMENTEC関係者及びコミュニティ代表者ら

 

 

(了)

 

 

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