二国間関係

 

榛葉賀津也防衛副大臣の東ティモール訪問

 5月6日から7日にかけて榛葉賀津也防衛副大臣が当地を訪問されました。今回の訪問は2009年8月に日本で新政権が誕生してから初のハイレベル訪問です。今回の榛葉副大臣の訪問は、今年3月にラモス=ホルタ大統領が北澤防衛大臣と会談した結果を受けて実現したものです。

 

 滞在中、榛葉副大臣は、ジュリオ・ピント国防担当国務長官と会談し、日本と東ティモールの防衛協力を強化、拡大させる方法について協議しました。さらに、災害対策能力の強化を目指す東ティモール国軍(F-FDTL)に対する日本のキャパシティ・ビルディング支援の可能性や、UNMITへの軍事連絡要員の派遣、東京での防衛研究所主催セミナーへの東ティモールからの参加等について協議しました。

 

 ピント国務長官は、この4月から4名の東ティモールからの留学生が防衛大学校で学ぶ機会を得られたことに感謝を表明しました。榛葉副大臣は、4月の防衛大学校入学式で新入生に向けたスピーチを行い、心から東ティモールの留学生を歓迎するとともに、4名の留学生が帰国後に東ティモールの国造りに貢献することへの期待を表明しました。

 

 榛葉防衛副大臣は、ジョゼ・ラモス=ホルタ大統領、ジョゼ・ルイス・グテレス副首相、ラサマ国民議会議長を表敬し、タウル・マタン・ルアック国軍司令官、フィン・リスケ=ニールセンUNMIT事務総長副特別代表(DSRSG)、アドリアノ・ド・ナシメント東ティモール・日本友好議員連盟会長他同連盟メンバー、ルイ・マヌエル・ハンジャム財務副大臣と会談した他、インドネシアとの国境地帯のボボナロ県マリアナ市にある軍事連絡要員基地を視察しました。

 

榛葉防衛副大臣とピント国防担当国務長官(6日)

 

国境付近の軍事連絡要員活動地域を視察する副大臣

(榛葉副大臣(左から2人目)、ローガンUNMIT首席軍事連絡要員司令官(左から3人目)、北原大使(右端)国家警察国境警備隊、国連警察)(7日)

 

 

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