1月19日から24日まで当国唯一の国立大学の東ティモール国立大学の学部別卒業式が行われています。22日はその中でも日本政府が国造りの基盤と考え、継続して支援している工学部の卒業式が行われました。
同大学の卒業式は3年振りに行われたので、卒業しても卒業証書を授与されていなかった多数の学生が、衣装を纏い卒業証書を手に卒業生全員で誠実に責任をもって、東ティモールの国益を優先して行動することを誇らしげに宣誓している姿は大変印象的でした。
その中でも輝いていた学生の一人は、カンシオ氏で、同大学工学部電気工学科の卒業生の代表であり、また工学部全体の総代を務め答辞を読んだ学生です。実はこのカンシオ氏は、この4月より日本の文部科学省の国費留学生として日本に留学するべく、現在手続き中であり、今後の工学部を担う人材として期待が大きい方です。
学長の挨拶の中で、卒業生に対する訓辞と共に日本に対する謝辞も日本語で「ありがとう」と述べられた他、東ティモール人の歌手が、当地で人気のある五輪真弓さんの「心の友」という日本の曲を、日本語で歌って式典が終わるなど、此処彼処に日本に対する気持ちも散りばめられた式典でした。
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名前を呼ばれ起立する卒業生達 |
卒業生達の勇姿をカメラに収めようとする父兄の方々 |
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卒業生を前に挨拶するコルテ・レアル学長。 |
工学部卒業生総代として挨拶するカンシオ氏 |
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宣誓をする卒業生 |
北原大使とがっちり握手するカンシオ氏 |
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