平成21年2月9日
1. 2月9日(月)(現地時間同日)、我が方北原巖男在東ティモール大使と先方ルイス・ダ・コスタ・シメネスBelun代表(現地NGO、邦訳名:友人)との間で、44,224USドルの草の根・人間の安全保障無償資金協力事業「アイレウ県における浄水供給システム建設計画」の署名式が、当国Belun事務所において行われました。
2. 本計画は、安全な飲料水へのアクセスが乏しく、給水システムもないアイレウ県のラクロ準村、リキサ準村の2村において、浄水供給システムの構築と、住民へ保健衛生・環境保全に関する指導を行うものです。これにより、裨益村に安全な飲料水が安定供給され、農業生産性の向上・公衆衛生環境の改善・住民の保健衛生に関する知識の向上が、ラクロ準村・リキサ準村の住民合わせて1,100人に裨益することが見込まれます。
3. 東ティモールでは、安全な飲料水を得るための浄水システムが未だ十分には整っておらず、不衛生な川の水の使用が、皮膚病や下痢、伝染病などの疾患を引き起こす原因となっています。浄水設備の構築は当国において急務であり、当国のさらなる国づくりに向けて、今後も支援していきます。
①(下段左より)北原大使・ナハックインフラ省国家水衛生局水設備技術担当官・シメネスBelun代表(上段)Belun関係者 ②署名を交わす北原大使とシメネスBelun代表(中央:ナハック水設備技術担当官) ③署名後固い握手を交わす北原大使とシメネスBelun代表(中央:ナハック水設備技術担当官)
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