平成22年JICA青年研修「戦後復興と平和構築」
東ティモールから25名が参加
10月27日、JICA青年研修に参加する25名の研修生を対象とした壮行会が、ディリ市内のホテルで開催されました。
研修のテーマは「戦後復興と平和構築」です。11月3日から20日までの間,沖縄で研修が行われます。
今回は,ボボナロ県知事,オエクシ自治区知事を始め,各県から5名の副知事,治安担当国務長官オフィス紛争予防局員,東ティモール大学工学部講師,ローカルNGOのメンバーなど,実に多彩な研修生が選抜されました。
壮行会では,自ら沖縄に在住した経験を有する北原大使から,沖縄の太平洋戦争当時の苦難からの復興や沖縄の皆さんの優しさ、沖縄が抱えている基地問題等を紹介するとともに、研修の成果を東ティモールの国づくりに活かしてくれるよう強く期待している旨述べました。また,榎本JICA東ティモール事務所長も,この研修を通じて数多くの事を学んで欲しいとの期待を述べました。
スピーチに引き続き,北原大使は「簡単な沖縄言葉」(※)を配布,紹介し,研修員の方々が沢山の沖縄の人々と友達になって欲しいと述べました。また,大使館の沖縄訪問経験のあるマリーナ職員がBEGINの「島人ぬ宝」をアカペラで歌った後,研修員の方々と一緒に「島人ぬ宝」を大合唱しました。マリーナ職員は音楽の先生のようでした。北原大使はじめ会場の一同が「いーやーさーさー」という掛け声を入れ,とても楽しいひとときになりました。
独立後8年の東ティモールは国づくりの真っ最中です。この研修員たちが沖縄における研修を通じて多くのことを学び,東ティモールの国づくりに取り組んでいって欲しいと願っています。
※ メンソーレ,チュラシマ,イチャリバ・チョーデー,ヌチドタカラ,チムグクル,ヤーニンジュ,チバリヨー!
(注)JICA青年研修
開発途上国の人材育成を促進するために実施されている研修。将来の国づくりを担う若手の人材を日本に招き,専門分野における経験・技術の理解に向けた研修を行います。
研修生全員との記念撮影
北原大使のスピーチ
「島人ぬ宝」の紹介,大合唱へ 研修員を代表し,オエクシ自治区知事のスピーチ
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