日本政府による日本製新型コロナワクチン168,000回分の供与

令和3年8月17日
arrival of vaccine at Dili
ceremony
arrival of vaccine at Dili
タウル・マタン・ルアク首相
アダルジザ・アルベルティナ・シャビエル・レイス・マグノ外務・協力大臣
 8月13日、日本製アストラゼネカ社ワクチン168,000回分がディリに到着しました。これらのワクチンは日本政府により供与され、日本政府がCOVAXに支出した10億米ドルの一部を活用したチャーター機で輸送されました。

 8月16日、外務・協力省において、タウル・マタン・ルアク首相、アダルジザ・アルベルティナ・シャビエル・レイス・マグノ外務・協力大臣及びオデテ・マリア・フレイタス・ベロ保健大臣御出席の下、ワクチンの引渡し式が執り行われました。
杵渕正巳大使
(C)UNICEF Timor-Leste
 新型コロナウイルス感染拡大は、世界中の人々の生活を劇的に変えました。あまりにも多くの人々が未曾有の悲劇及び大きな困難に直面しています。日本は、ワクチンは東ティモールを含む世界中の人々の命を救う重要なツールであると考えています。

 杵渕大使は、供与式において次のように述べました。
「日本政府は、東ティモールの新型コロナウイルス対策のために様々な支援を実施しています。JICA、UNICEF、UNDP、ADB及び世銀を通じて、過去1年間に合計1,600万米ドルを超える様々なプロジェクトを実施してきました。

 本日、日本で生産された約17万回分のアストラゼネカ社ワクチンが到着しました。本支援は今年6月に、菅総理がGAVIと共催した『COVAXワクチン・サミット』において表明した約束の一部です。このワクチン支援が、東ティモールにおける新型コロナウイルス感染低減に貢献することを期待します。
at the ceremony
『団結すれば立ち、分裂すれば倒れる』―この言葉は東ティモールの歴史が証明し、今後とも重要な教訓となるでしょう。また、グローバル化が進んだ世界において、この言葉は我々皆に当てはまる真実でもあります。」

 今回のアストラゼネカ社ワクチン供与及びコールドチェーンの支援に加えて、日本は東ティモールの新型コロナウイルス感染症対応に様々支援を行っており、合計1,600万米ドル以上の支援を行うことにコミットしています。